水面下の殺意

作品紹介

ストーリー

1992年。

東西を分断していた冷戦の鉄のカーテンが消滅して日も浅く、新生ロシアおよびCIS(独立国家共同体)は、チェチェン独立戦線を始めとする多くの内憂外患に悩まされていた。

欧米諸国との交流が解禁となり、武力の必要性は徐々に減少していたが、ロシアはいまだ警戒を解かず、さほどの軍備縮小には至っていなかった。一方で、残された時代遅れの車輛と艦艇は、国家プロジェクト用の研究船や商船として使われていた。

潜水艦カンバラ号もまた、長年の軍艦としての任務を終え、この平和な時代にふさわしき新たな使命を担うことになった。その使命とは「海洋科学探査船」である。

だが今日という日、平穏な航海は終わりを告げた。

艦には、VIPとして富豪の商人アレクサンドルと、そのボディガードのボリスが乗っていた。航海最終日、いきなり動力系が故障し、ボリスはロックされた艦長室で死体となって発見され、艦長は姿を消す。

1人用の脱出ポッドが射出され、緊急避難室へのハッチもロックされていた。静かだと思われていた海中には、思わぬ暗流が潜んでいたのである。この水面下の移動城塞は、人々を閉じ込める牢獄となった。

密命、暗躍、そして陰謀……諸君は真実を暴き出すことができるのだろうか?

プレイ時間
3.5時間

人数
8人

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