正義はまた甦る

作品紹介

ストーリー

 2090年のアメリカ合衆国ニューヨーク市。この時代、通常の人類よりも特殊な能力を持つ人類として、ミュータントと呼ばれる者たちの存在が知られていた。手から炎を生み出す者、空を飛ぶことができる者、他者の心を読み取ることができる者。ミュータントの能力は、突然変異として生まれつき備わる能力で、訓練によってその実力を発揮できるようになる。
 彼らミュータントの存在が知られるようになったのは、半世紀ほど前のことだ。特殊な能力を持たない人類からは、ミュータントは不安と恐怖の対象になった。彼らは迫害され、排斥されることで、自らの能力を隠すようになった。だが、これまでに何人ものミュータントが自らの能力を公表し、ヒーローとして活動してきた。能力を公表してヒーローとなった者は、災害から人々を救助し、私利私欲のために能力を使うミュータントの悪事を止めるために戦った。彼らの半世紀にわたる活動と努力によって、現在までにミュータントに対する社会の見方というものは、それなりに改善されてきた。
 だがそれでも、ミュータントに対する不安と恐怖がまったく無くなるわけではない。幼少期のミュータントがその能力を暴走させ、大きな事件を起こしたり、家族を殺傷したりすることは、今でもたびたび起こる悲劇であった。『安息の家』ニューヨーク支部は、そんなミュータントの少年少女5人が暮らしている施設だ。支部長であるキースもまた、精神感応(telepathy)の能力を持つミュータントであり、彼らに理解を示し保護している。
 だがある日、キースは遺体となって発見された。『安息の家』6階にある彼の寝室、その窓を破っての転落死であった。これが自殺であると推察する理由は乏しく、『安息の家』に暮らす少年少女5人が殺人事件の容疑者となった。この事件は警察によっては解決できないだろう。ミュータントの能力に対する知識が乏しく、戦闘能力でも彼らを取り押さえることのできない警察では、捜査も逮捕も困難である。それを分かった少年少女5人は、お互いの推理によって犯人を見つけ出すことを決意した。

プレイ時間
3.5時間

人数
5人

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